bitbank(ビットバンク)のレンディング「仮想通貨を貸して増やす」を徹底解説
こんにちは、五郎です。
先日ビットバンクの口座開設を終えたばかりです。
「貸して増やす」!?
ビットバンクのサイトを色々見ていたら、「仮想通貨を貸して増やす」っていう言葉が出てきました。
なんじゃこりゃ?
どうやら、自分が持っている仮想通貨をビットバンクに貸し付けできるサービスのようです。
仮想通貨を貸し付けるって、イメージ湧きません…
深堀してみます。
それでは、はじまりはじまり
そもそもレンディングって何?仕組みは?
一般的にはソーシャルレンディング(以下レンディング)と言います。
「お金」を必要としている人に「お金」を提供(貸付)するということです。
平たく言うと、「金貸し」ですね。
ビットバンクは仮想通貨でレンディングサービスを行います(5月中にサービス開始予定)。
ビットバンクユーザーがビットバンクに仮想通貨を貸して、その対価として報酬をもらう仕組みになっています。
銀行でマイカーローンを組み場合で例えてみましょう。
あなたが銀行から120万円、12回払い(1年払い)、年利5%で融資を受けたとします。
年利5%が銀行の儲けになります。
仮想通貨のレンディングは、
銀行 = あなた
債務者(お金を借りる人) = ビットバンク
ということになります。
ビットバンクに仮想通貨を貸し付けすることによって、報酬を受け取ることができるサービスが「コイン貸して増やす」ということになります。
ビットバンク「コイン貸して増やす」は誰でもできるのか?
「コイン貸して増やす」というビットバンクのレンディングサービスは、ビットバンクユーザーしかできません。
ビットバンクの登録・口座開設をすることでサービスを受けることができます。
ビットバンク登録と口座開設を詳しく説明してますので参考にして下さい。
「コイン貸して増やす」のレンディング可能仮想通貨は?
ビットバンクでレンディングできるコインは、以下のものになります。
BTC ビットコイン
XRP リップル
LTC ライトコイン
MONA モナコイン
ETH イーサリアム
BCH ビットコインキャッシュ
BTCは決定、その他のアルトコインは、順次レンディングできるようになるようです。
レンディング「コイン貸して増やす」4つのデメリット・リスク
1.預金保険の対象外
2.仮想通貨の価値下落リスク
3.ビットバンクの倒産
4.機会損失
1.預金保険の対象外
預金保険とは
金融機関が預金保険料を預金保険機構に支払い、万が一、金融機関が破綻した場合に、一定額の預金等を保護するための保険制度です。
預金者が預金保険制度の対象金融機関に預金等をすると、預金者、金融機関及び預金保険機構の間で自動的に保険関係が成立します。
このため、預金者は、預金保険の手続を行う必要はありません。
出典:預金保険機構
預金保険の対象外ってことは、仮想通貨を貸し出している所に何かあっても保険の適用はないってことです。
2.仮想通貨の価値下落リスク
仮想通貨をビットバンクに貸し出している間に、仮想通貨が下落する可能性があります。
下落をし始めたから売ろうと思っても、解約しない限り売ることはできません。
3.ビットバンクの倒産
預金保険対象外とも関係するのですが、ビットバンクが万が一倒産・経営破綻してしまったら、貸した仮想通貨を取り戻すことができません。
また、仮想通貨のブロックチェーン事態に致命的な瑕疵(バグ)があり、システム自体が破綻してしまった場合も同様です。
4.機会損失
例えば、保有している仮想通貨が暴騰した場合に利確(利益確定)しようと思っても、ビットバンクに貸しているので利確できません。
利確だけでなく、取引全般できません。
中途解約の手続きをしてからでないと仮想通貨を売ったり、送金したりすることは不可能です。
レンディングの一種「コイン貸して増やす」は、1年間の消費貸借契約になっています。
基本的には1年間仮想通貨を動かせないんですね。
仮想通貨レンディング「コイン貸して増やす」4つのメリット
1.長期保有向け
2.利率が良い
3.仮想通貨の価値が上がる可能性
4.メンタル的に楽
1.長期保有向け
仮想通貨を長期保有しようと考えている人には良い投資です。
五郎もそうですが、積極的に売ったり買ったりするのが面倒だなって人に向いています。
2.利率が良い
「コイン貸して増やす」は、日本の銀行預金や郵便貯金、国債などと年利比較した場合、現在の日本では考えられないような利率です。
3~5%のリターンがあります。
1年定期預金の仮想通貨バージョンみたい。
3.仮想通貨の価値が上がる可能性
ビットバンクに仮想通貨を貸し出ししている間に、価値が上がる可能性もあります。
一時的な暴騰ではなく、トレンド的な緩やかな上がり方をするかも知れません。
4.メンタル的に楽
仮想通貨を売ったり買ったりする投資方法ではないので、短時間的な価格の上がり下がりを気にすることがなくなります。
忘れた頃に年利が付いて戻ってくる、なんか嬉しくないですか?
「コイン貸して増やす」の募集期間と返還日
「コイン貸して増やす」の募集期間は月単位です。
申し込みした月の次月からスタートになります。
返還日は、レンディング開始日から1年間になり、満了日含む10営業日以内にビットバンク口座に利率と共に返還されます。
例) 2018年5月3日 申込
↓
2018年6月1日 レンディング開始
↓
2019年5月31日 レンディング終了
↓
満了日を含む10営業日以内に返還
ビットバンク「コイン貸して増やす」利率と申込数量は?
利率は以下の通りです。
ビットコイン数 | 利 率 |
1以上 ~ 5未満 BTC | 3% |
5以上 ~ 10未満 BTC | 4% |
10以上 BTC | 5% |
ビットコイン数量を多くレンディングした方が利率が良くなります。
申込単位は、 最小1BTC ~ 最大1000BTC になります。
日本円に換算すると、100万円~10億円の投資になります。
かなり大きな金額ですね、でも寝かせておいてもお金は増えまんよ。
最大1000BTC(日本円換算10億円)を1年間ビットバンクに貸し出ししたとすると、自分は何もしなくても50BTC(日本円換算5000万円)プラスになって返還されます。
バブル期ならこんな金融商品ゴロゴロあったのでしょうが、現在の日本にはないですよね。
海外仮想通貨取引所とレンディング利率比較
海外の仮想通貨取引所でもレンディングを行っているところがあります。
香港の「bitfinex(ビットフィネックス)」は年利換算で11%、ウクライナの「Liqui(リクイ)」では年利換算24%という高金利でレンディングを行っています。
「Liqui」はセキュリティ的に不安だっていう声も聞かれますが、高金利には惹かれますよね。
でもやっぱり安心できる日本の仮想通貨取引所が良いですよね。
ビットバンク「コイン貸して増やす」を途中解約
「コイン貸して増やす」は1年契約です。
途中解約すると、ペナルティで5%差し引かれてしまいます。
例)10BTCをレンディングしていた場合、5%ペナルティとして0.5BTC差し引かれ、9.5BTCしか返還されません。
満了日まで持っていた場合と比較すると、1BTC損していることになります。
ビットバンクのレンディング「コイン貸して増やす」のやり方
2018年5月3日現在、サービスはまだ始まっていません。
当初2018年4月中にサービス開始予定だったのですが、延期になっているようです。
5月中にサービスを開始するアナウンスが出ています。
「コイン貸して増やす」のまとめ
仮想通貨のレンディング「コイン貸して増やす」は、ローリスクローリターンの投資、ガチホしようと考えている人にはおすすめの投資サービスです。
仮想通貨売買でガンガン複利で増やしていこうって人には魅力的ではないでしょうね。
サービス開始がいつになるか未定ですが、ビットバンクに問い合わせが多くあるようです。
ローリスク投資がいいなって人は、ベンチマークですよ。
それでは、また次回